都内大手メーカーで部長を務めていた達也(55)は、役職定年を機に自らのキャリアを見つめ直していた。会社が「セカンドキャリア支援制度」として導入したSECONDEEを活用し、千葉の自宅近くにある地場の中小製造業へ1年間の期限付き移籍を決意する。
大企業でのマネジメント実績を買われた達也だったが、リソースの少なさに最初は戸惑う。しかし、自ら足を運んで現場の声に耳を傾け、経営陣と若手社員をつなぐ架け橋として業務プロセスの改革を推進。次第に社内になくてはならない存在となっていく。
1年後、現場で深く頼りにされ、職住近接の豊かな生活空間に手応えを得た達也は、出向終了とともに完全移籍を決意。50代半ばからの新たな「本番」を、地元企業とともに走り始めた。